2024年は前半非常に好調なマーケットの恩恵を受けたものの、8月5日の大きなクラッシュ・暴落が影響し、傷んだ相場に乗り切れず、
指数劣後する結果となりました。
結果的にはBTCなどリスク資産を資産の1%持っておくこと、確定拠出年金やつみたてNISAでのSP500投資信託積立などが根雪となり、安定したパフォーマンスではあるものの
個別株には反省が多い年でした。
2025年ですが、あいも変わらず「淡々とした積立」と「高配当PFの厚みを増やす」ことを中心ですが、「素直なキャピタル投資に向き合う(大型/配当銘柄/TOPIXやSP500の主導銘柄)」ことが大切な1年になりそうです。
ボラティリティが大きく、チャラついた資金が振り回されるものの、おおきな流れは変えられないと思われます。
<資産をいくら増やすか>
・総資産:+13.3% (現金、NISA、DCすべて含む)
・株式関連:全体で+15%の株式関連資産増加
<変化点検証>
・米国:利下げも高金利高止まり、トランプ政権による分断と規制緩和
・機能しだしたインド:昨年ほどの外資資本の流入が継続されるか(中国→インドへの資本移動)
・中国の人口減少と景気天井感。南沙諸島、台湾有事リスク、政治リスク大、不動産バブル
・米中分断の加速
・欧州:DAX最高値更新も、実体経済との乖離。特に中国輸出リスク。
・日本:インフレ円安株高の継続、政治的不安定性
<運用方針>
以下をゆっくりと積み立てていく。
■ DC:外国株インデックス90%,日本株インデックス10% (継続)
■ NISA積立枠:
①S&P500連動インデックス 80% (SP500 三菱UFJ国際インデックス・ファンド)
②米国高配当株式インデックス 20% (SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド)
■ NISA成長枠:
①VT 2株/月
②HDV 1株/月
■ 高配当株PF
・配当再投資+ボーナスから
・銘柄案:IPビジネス、信託銀行、内需IT、石油など
以下で一部資金を回転させる。
■ キャピタル投資:
・米国指数に素直が中心:SP500
・為替リスク:リスクはある程度取る。(為替で10%下がっても、値上がり20%利益で差分10%が取れるようなやり方)
・日本株案:TOPIX CORE30中心
・No.1、寡占企業、ほかができないことやってる企業
・仕組みで勝てている企業
・水、ポンプ、東南アジアマーケ、信託銀行、インバウンド、人材不足、パワー半導体、国策、SCM、M&A、転職、金融、防衛
<マクロ環境>
■米国
ダイナミックな動きの中心にいる、主権国である米国をまず考える。
中央銀行:FEDの利下げ開始した2024年。ゆっくりではあるものの、2026に向けて利下げ局面が進むことになる。
実体経済はそこまで悪くないが、インフレ高止まり。スティッキーなインフレの影響で、しばらく高金利の時代を維持せざるを得ない。
トランプ政権:全般的には米国にとっては規制緩和局面であり、ドル高に反対と言いながらも政策はドル高が続く。
一方で2017-19年以来の分断再開となるため、インフレ要因である。
大きな流れは、ドル高円安、規制緩和。高金利維持の中、実体経済は相対的に底堅いと見られる。
特に高金利維持で疲弊しない大型銘柄、金融業界にとっては追い風。金貸しが結局儲かる。
一方で一般の消費者は疲弊している→この怒りがバイデン民主党にNOをつきつけた。
時の政権にとって、どこでもインフレが一番の最終的なリスクであるため、繰り返しになるが、高インフレ退治の年が2025年も続く。
トランプ政権はオールドエコノミーへ優しい政策が多いため、シェールガス増産などコモディティ価格は一旦落ち着く方向になるかも。
→ダウよりテックのほうが株式は伸びそう。
しからば、年間では上下するものの、終わりにはSP500で11%程度を見込めるのではなかろうか
セクターポイント:
AIにとってかわららない現場仕事は人手不足続く。→人材強い
不動産事情は悪い。オフィスに人が帰ってきていない。→不動産は厳しい
長短金利正常化、ファンドの規制緩和、金融緩和 → 当面金融はつよい
テーマ:原発、電線、工事、金融、MA、損保、PEファンド、小売
■日本:
実体経済、世の中の雰囲気は数値的には悪い。賃金アップもインフレや利上げ不安からの貯蓄や住宅ローン返済にお金が流れている。
ローン返却は家計のBS縮小であり、これでは成長戦略はクリアには描けない。
昨年ほどの賃金アップの雰囲気がない中、実際に賃金されるかがポイント。
日銀:利上げ方向は続くが、3月の春闘結果が出るまでは動かない予測。→実際には4月以降になると見られる。
この状態で利上げしたらマーケットとしては腰折れ。
日銀25年総点検が完了。この内容の見極めは今後必要
石破政権:政権がとにかく不安定で、現状の国民感情が捉えられていない雰囲気を鑑みると、参議院選挙大敗も見える。
→与党が危ういとき、政治信頼が前提の外国人投資家は安心して買えない。最後の買いの一手に乏しい
178万円議論のこんなところもできないのかという内政のレベルの低さと、外的要因に引き続き左右されながらも、
他アジア諸国やEUと比較して相対的にマシという観点で、余剰資金の一部がマーケットに出入りし、堅調だが不安定な相場が続くと想像される。
GPIFの株式割合増加は、ポジティブで、早い段階で折り込みそう。
大きな流れは、インフレ、賃上げ、円安。
為替:米国利下げだが、米国高金利が予測される中、日本も利上げ局面だが1%未満の金利が続くので結局は円安が続く。
円安要因:潜在的な貿易赤字(原油買わないといけない、IT関係の支払いによるデジタル赤字)
円高要因:インバウンド 観光
中国縮小傾向vs国内回帰して海外へ製品を売れる流れができだしているが、「大きな流れは貿易赤字による円安方向」
ある程度のところ(146~160円/USD)でレンジになるものの、円安方向が中心
みんなが思っているほど長期的には円高には巻き戻らない。
セクターポイント:
B2Bで強いところは生き残る:マーケットプライスメーカー、リーダー銘柄
金融:利上げなので金貸しが儲かる → 銀行、信託、損保、生保
為替影響関係ないところ:IP、海外マーケ
IPキャラクタービジネス:IPとインバウンド両方いける。下期の販管費課題のレベル次第。
熊本は引き続き強そうだ。まだ土地がある。開発余力残している。
■中国:
米中分断の再開が一番の課題。
不動産バブル崩壊に起因した課題、全体的なGDP成長ピークアウトにより、緩やかな停滞が加速する。
公的資金注入により、一気に停滞が加速するのは来年以降と予測され、思っているよりは悪くない。
南沙諸島、台湾有事リスク、政治リスク大
BYDの発売、シャオミカー → この流れはもう戻らない。一度中国マーケットやアジアでとられたシェアは戻らない
→相当ここから中国アジアに売っていた日本車は苦しい
半導体:最先端はできないが、難易度の低いものは実力がついていき、量産されると一気に生産される。
■EU:
DAX最高値だが、実体経済は悪い。特に中国輸出リスク。
VWの厳しさは続くが、末期のニュースが出尽くしてきたので、マーケット的な悲観底打ちは見えてきたか?
ドイツそのものもそうだが、ユーロを背負うのでドイツ全体がしんどい
EUは中国に連動する。とくに自動車。なぜならVWが中国と大量の合弁会社作っているから
欧州自動車の厳しさは続くため、関連する自動車部品は厳しさが続く。
■結論
・米国大型、指数中心:・難易度は米国のほうが低い(予測しないといけない項目が少ない)ものの、割高
・割高だが、2025年は米国投資が中心にならざるを得ない
・日銀利上げと捉えられるなら:輸出、外需は手を出しにくい
金貸しが儲かる:銀行、生保は伸びる
・日本のグロース、有利子負債高いところは危険
→よりバリュー。より大型。高配当の継続
・新NISAはTOPIX大型、高配当株へ流れていく。
☆キャピタル取るなら:バリュー寄り。人材、保守的なところ、国策、内需(為替影響ないところ)、クオリティグロース
・ゲームチェンジの見極め:中国、台湾、パワー半導体、インフラの海外ビジネス、サプライチェーンマネジメント、M&A, PEファンド
・同じ業界でも、個社要因が更に強くなり、より難しくなる1年になる。選別が重要。
☆自己資本比率高い、有利子負債低いところを選ぶ
日本:
利上げ:銀行、損保、生保、信託銀行
インバウンド:ホテル、キャラクタービジネス
IPビジネス:版権、ゲーム
内需で値上げができフロー収入あり:情報、金融インフラ、ERP
海外マーケ
PEファンド
Core30:大型資金が結局はいるシリコンウエハー、塩ビ系
米国:
PEファンド、ノンバンク
SP500:データセンター持っているところ、AIでフロー稼げるところ
ドメスティック通信、電力
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